私道利用契約書  賃貸人○○○○(以下「甲」という。)と、賃借人○○○○(以下「乙」という。)とは、甲所有の末尾物件の表示1記載の土地(以下「本件私道」という。)につき、本日次のとおり私道利用契約を締結した(以下「本契約」という。)。  (私道利用の合意) 第1条 甲は、乙が、その所有する末尾物件の表示2記載の土地(以下単に「乙所有地」という。)と公道との間を通行する目的で、本件私道を利用することを認める。  (利用料) 第2条 乙は、甲に対し、本件私道利用の対価として月額金○円を、毎月末日限り翌月分を甲の指定する金融機関口座宛に振込送金する方法により支払う。振込手数料は、乙の負担とする。  (利用料の増額) 第3条 甲は、物価の騰貴、近隣の土地の地代の増額、土地の公租公課の増額等の経済事情の変動が生じたときは、乙に対し、前条に定める通行料の増額を請求することができる。  (目的外使用の禁止) 第4条 乙は、本件私道を第1条に定める通行の目的でのみ使用し、本件私道に物品を置き、又は車を駐車させるなど、目的外の使用をしてはならない。  (契約期間) 第5条 本契約の期間は、令和○年○月○日から令和○年○月○日までの5年間とする。 2 前項の契約期間満了の6か月以上前に、乙が、甲に対し、本契約の更新を請求したときは、本契約は、従前と同一条件・同一期間で更新されるものとし、その後の期間満了の際にも同様とする。  (公租公課) 第6条 本契約期間中の本件私道に対する租税その他の公課については、甲の負担とする。  (契約の解除) 第7条 乙が次の各号のいずれかに該当する行為をしたときは、甲は、何らの催告なく、直ちに本契約を解除することができる。この場合、甲は、損害を被ったときは、乙に対しその損害の賠償を請求することができる。  (1) 通行料の支払を2回以上怠ったとき。  (2) 本契約の各条項に違反したとき。  (契約条項の承継) 第8条 甲は、本件土地の所有権を第三者に譲渡するときは、譲受人に対して、本契約上の地位を承継させなければならない。  (管轄) 第9条 本契約に関する紛争は、○裁判所を第一審の管轄裁判所とする。  甲と乙は以上のとおり合意し、その成立の証として、本契約書2通を作成し、各自、署名又は記名捺印の上、各1通を保有するものとする。  令和〇年○月○日                              甲                               住所 × × × ×                               氏名 〇 〇 〇 〇 印                              乙                               住所 × × × ×                               氏名 〇 〇 〇 〇 印 物 件 の 表 示  1  所 在 ○○県○○市○町○丁目     地 番 ○○番     地 目 宅地     地 積 ○○○.○○平方メートル    上記土地のうち別紙図面中イ、ロ、ハ、ニ、イの各点を順次直線で結んだ範囲内の赤斜線表示部分約○○.○○平方メートル  2  所 在 ○○県○○市○町○丁目     地 番 ○○番     地 目 宅地     地 積 ○○○.○○平方メートル